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ピアノリメイク

ピアノリメイク|How to リメイク

ピアノリメイクの作業の流れをご紹介します。
ここでは、大阪府からご依頼いただきましたM様の作業の様子を例にとってご説明させていただきます。

パテやサーフェーサーが乾くのを待つ間などに、同時進行で内部のアクションの修理にも取りかかります。

■ スティック修理 センターピン交換

センターピン交換1 センターピン交換2 センターピン交換3
全体的に湿気の影響が出ているピアノでしたので、まずは定番メニューのセンターピンの交換です。

部品のつなぎ目の回転部分は金属のピンとフェルトが接して滑らかに回転する仕組みになっているのですが、湿気の影響でフェルトが膨らんだり粘り気が出て来たり、また、ピンも錆びたりして、動きが重くなったり動かなくなったりします。(←これをスティックといいます。)
そこで、フェルトの表面を少し削ってピンも新たに差し替えることで、再び滑らかな動きを取り戻すというのが、このセンターピン交換の修理です。


■ 湿気の二次災害 ダンパーレバークロス貼り替え

ピアノダンパー

アップライトピアノのアクションを後ろ側から見ると一番手前に並んでいるのがダンパーで、弦の振動(音)を止める役割をしています。
ダンパーは普段はいつも弦を止めている状態で、鍵盤を押したときとダンパーペダルを踏んだときだけ弦から離れる仕組みになっています。

ピアノダンパー単体

単品で見ると↑この様な感じです。

中程の回転軸でアクションに固定されていて、鍵盤を押したときとペダルを踏んだときにダンパーの反対側の端の部分が押されて、シーソーの様にダンパーフェルトが持ち上がって弦から離れるという仕組みです。

センターピンと同様で、滑らかに動かすために接触面は金属対フェルトの組み合わせになっていて、押す側が金属、押される側(ダンパー側)にフェルトが貼ってあります。

センターピンのときとは逆で、今度は金属側が湿気で錆びが進行し、もともとはツルツルだった表面がまるでヤスリの様になって、相手のフェルトをペーパーがけしてしまうという事態が発生します。

ダンパースプーン

↑錆びてギザギザになったダンパースプーン(耳カキみたいな形)と、そうなりつつあるダンパーロッド(耳かきの上の横棒)

ダンパーレバークロス

↑ダンパー側に貼ってあるダンパーレバークロス・・・お見事に丸く削れています。レバーが当たる部分もやはり若干えぐれています。

こうなると、接触の抵抗が極端に増えてタッチが重くなったり不自然な引っかかりが出たり、また、このままでは症状はますます加速します。

ということで、M様にご相談した上で、クロスの張り替え(と金属を磨く作業)を行いました。

ダンパーレバークロス交換

↑左が張り替え後のクロス

ダンパースプーン磨き

右が磨き後のスプーン↑

ダンパーロッド

↑磨き後のダンパーロッド

 
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